【TOEICにも効果あり!】”英語耳”で発音練習をするとリスニング力がアップする。
英語耳はTOEICのスコアアップに有効な一冊です。
なぜなら発音を練習することでリスンング力がアップすることです。
逆に、発音でない音を聞き取ることは絶対できません。
自分が発音できるようになって初めて、英語を聞き取ることができます。
今回は英語耳がTOEICに有効な理由を解説します。
英語耳でTOEICのリスニングスコアがアップ
知らない音は聞き取れない
いくらTOEICのリスニング問題を聴きまくったところで、リスニング力が劇的に向上することはありません。
上がったとしてもそれは微々たるものです。
僕らが音を聞くとき、聞き取った音は全て知っている音の中から判別されます。
つまり知らない音は判別できないのです。
「L」と「R」の判別がつかないのは多いパターンですが、それは日本語の「ラ行」音しか知らないからです。
「L」と「R」、それぞれの音の違いを身体に覚えさせて初めて判別ができます。
よって、まずは身体が覚えている音の種類を増やしてあげることが重要なのです。
音を知らないまま何回聞いたところで、知っている音の中からでしか判別することはできません。
そのために自分が発音できるようになることが必須なのです。
こう言われるのはそれが理由です。
音読の効果が倍増
発音を学ぶことで、音読の効果が倍増します。
TOEICのリスニングスコアも、結局は音読練習がメインになります。
リスニングセクションを何回も音読して練習するのがベストの勉強法です。
発音を学んでおけば、音読をするたびに発音練習も兼ねることができます。
正しい発音で音読するので、音の記憶はさらに強化されます。
つまり発音が上手くなるので、音読するたびに発音が上手くなり、聞き取る力が上がっていくのです。
しかしこれが我流の音読では、間違った発音で反復する可能性もあります。
音読をするだけでもリスニングスコアを上げることはできますが、発音を練習することでより効率にスコアアップを望めます。
単語を覚えるスピード、正確さがアップ
発音を学ぶと単語を覚えるスピードと正確さがアップします。
まずスピードに関してですが、新しい単語を覚えるときに、音も意識して記憶するからです。
口の形、息の吹き方、音の強弱、全てを意識するようになります。
こうして覚えた単語は、ただスペルと意味だけで覚えようとするよりもはるかに記憶力が高まります。
情報が多ければ多いほど、脳は物事を記憶してくれるのです。(参考記事)
また、誤った音で覚える可能性が減ります。
しっかりとした音を確認しないで、カタカナ発音で単語を覚えようとすると、間違った音で覚える可能性があります。
正しい発音を学ぶことでこういったミスがぐんと減ります。
「そんなことはないだろう」と、思いがちですが、”正しい発音”で覚えている音というのは案外少ないです。
だから正しい音で覚えるだけでも、スコアアップが望めます。
即効性はない
注意したいのは、英語耳に即効性はないことです。
こういった状況にある方が英語耳を使っても、スコアアップを望むことはできません。
それなら公式問題集をやるべきです。
英語耳はじっくり時間をかけて発音を身につけ、英語力そのものを底上げする教材です。
決してTOEICのスコアを上げるための対策本ではありません。
発音を身につけた結果、リスニング力がつき、結果としてTOEICのスコアが上がるのです。
即効性を求める方にはオススメしません。
TOEICに向けた”英語耳”の使い方
TOEICのスコアをじっくりあげるために使用される方はいるはず。
そんな方にオススメの使い方は、他の教材と並行して使うことです。
英語耳だけを一生懸命やる必要はありません。
あくまでサブ教材として、その日の英語学習の一番最初にちょろっと終わらせましょう。
オススメはCD一周をすること。
CD一周が20分なので軽く勉強のアップとして英語耳を使えばいいのです。
初期の頃はテキストを使ってゆっくり練習しないといけませんが、そのうちCDだけでも練習できるようになります。
そうなったら英語耳はアップとして使いましょう。
20〜30時間でかなりのレベルに達します。
50時間もすれば十分すぎるでしょう。
発音練習はそこまで一生懸命にならず、何かと並行してサブ練習としてやっていくのがおすすめです。
英語耳がTOIECにも有効な理由は以上です。