【英単語の語源図鑑 使い方と評価】レベルは案外高いかも?TOEICや大学受験生にはおすすめ!
英単語の語源図鑑を読んでみました。
率直に言って、非常に優れた1冊ですね。
昔の僕がいたら100%すぐに読ませます。
今の時代、ほんといい本がたくさんありますね。
今回は英単語の語源図鑑の使い方や評価、感想について書いていきます。
目次
語源を覚えるだけで10000語!
本書のコンセプトは語源を覚えることで10000語の英単語を覚えようというもの。
一万語ですよ。
単語帳の量で言うとだいたい4〜5冊くらいかと。
いやーきついっすね。
一万語の単語を覚えるとだいたい簡単な英字新聞が読めると言われています。
英字新聞を颯爽と読むのは、僕ら英語学習の憧れ。
これがこの本だけで見えてくるですと?
それが、案外ホラ吹きでもない感じなんです。
“Lavatory”と”Laboratory”
まず最初に出てくる例は以下の2つ。
“Lavatory”と”Laboratory”
どっちも似ている単語です。
Lavatoryはトイレ、Laboratoryは研究所です。
Lavatoryの語源、lavaは「流れる」
Lavatoryの語源であるlavaは流れるという意味を持っています。
lavaを語源にする単語は以下の通り。
これらは全てlava「流れる」という意味を持っています
lavatory(トイレ・洗面所)→水が流れる場所
laundry(洗濯物)→流れるもの
lavish(気前の良い)→お金の流れがある
lava (溶岩)→溶岩の流れ
lavaを理解するだけでこれらの単語を簡単にイメージできるようになるんですね。
Laboratoryの語源、laborは労働
labortoryの語源であるlaborは「労働」を意味します。
labor(労働)+ory(場所)=研究所
になるんです。
これで”Lavatory”と”Laboratory”に違いが明確に判断できるはずです。
いやー、ほんとすごい。
感想
目次・分類がわかりやすい
感想として、まず分類がしっかりされています。
全部読む必要はなく、初めは気になったところだけでもいいかなといった印象。
例えば、administerという単語。
“ad”「向かう」+”mini”(小さい)で「小さい人に仕える」という意味です。
統治、管理ってことですね。
なんとこの時に同じページで、miniを語源とする単語を覚えられるんです!
minister、minutes、diminish、minor
一度に5つの単語。しかも同じ語源だからめちゃくちゃイメージがしやすいです。
これは大変ありがたいことですよ。
普通に勉強していて出てきたイメージしにくい単語のところに飛んで、関連を覚えるだけでもOKです。
図解が大変ありがたい
語源1つ1つにわかりやすい図が入っています。
語源と聞いても中にはイメージしにくいものもあります。
語源の言葉をきっちり覚えなくとも、図で覚えるだけで十分記憶できそうな感じ。
初学者にはきついかも
ここまでベタ誉めですが、初学者には少しきついかもしれません。
ある程度英語を勉強されてきた方だったら、単語が整理される感じがするので星5の評価をするでしょう。
ただ初学者がいきなりこれから読んでパッとイメージできるかは微妙。
ある程度の単語はゴリゴリで暗記する時期があってもいいかもですね。
とは言ってもトライしていいと思います。
わかるものだけでもいいですし、序盤にこういった語源に触れておくのは大きなアドバンテージ。
昔の僕には速攻で勧めますね。
⇒【初心者は音読から始めよう】
使い方
まずはパラパラと読む
がっつり音読して覚えるのではなく、読み物として読めばいいかと。
まずはパラパラと読みましょう。
この段階では覚えなくてOK。
(というか1周読むだけで覚えるって不可能です。)
という感じで気楽に読みましょう。
音読中に意識する
そして一番は音読中に意識するのがいいと思います。
他の教材で音読している時、出会う単語に対してイメージして実感する。
“administer”が出てきたら、
音読を通して反復練習をすることができます。
【音読まとめ記事】
気になった単語を調べる
辞書的に使うのも全然OK。
なんだか覚えにくい単語や、ふと気になった語源をその都度調べていきましょう。
一読した後にこの使い方がする人が大半でしょう。
オススメは音読教材とは並行ですけどね。笑
英単語の語源図鑑の解説は以上です。
ほんと羨ましい一冊です。
僕もある程度早い時期にこういうった本が欲しかったです…!
最近の本はほんとすごいですね。