【一億人の英文法 評価】間違いなく効果あり。中学生から高校生、社会人までおすすめの良書
一億人の英文法は全英語学習者におすすめの教材です。
英語を始めた中学生から大学受験の高校生、英語が必要な社会人まで全ての方にとって有用な一冊です。
ここまで幅広いターゲットを対象におすすめできる教材というのも大変珍しいです。
今回はそんな一億人の英文法の評価と、得られる効果を説明していきます。
目次
全ての英語学習におすすめ
一億人の英文法の対象者は全英語学習者です。
スラスラ読むためには高校レベル1〜2年程度の知識は欲しいですが、初学者でも十分役に立ちます。
Be動詞や名詞、不定詞など中学で取り扱う範囲も網羅しています。
というか英語のほとんどは中学範囲の応用です。
英語をたくさん勉強されてきたが読めば、新たな発見があるでしょう。
初心者の方ならこれからの英語人生がよりスムーズに進むようになると思います。
ああ、僕も早くに出会いたかったです。
英語をネイティブの感覚としてイメージで覚える
本書の何が素晴らしいかというと、英語を「ネイティブのイメージ」として感覚で学べるところです。
「ネイティブはこういった場合、どのような感覚で使っているか」
これがわかります。
英語を日本語で学ぶと、この辺がどうも曖昧なんですよね。
例をとってみていきましょう。
“Will”と”Be going to”の違い
willとbe going toの違いは答えられるでしょうか。
どちらも学校では、「〜するつもり」というふうに習います。
しかしこれらには微妙なニュアンスの違いがあるのです。
Willは強い意志を持っている
willはもともと意志を表す単語です。
willを使う場合は、話し手の中に未来を見通す鮮明で強い意識があります。
It will rain tomorrow.
(明日雨が降るだろう)
「明日は雨だ。そうじゃなかったおかしい!」
こういった意識が感じられます。
Be going toは流れの中にいる
Be going toは「to以降の状況に向かっているところ」をニュアンスで使われます。
つまりすでにそこに向かって、流れているところにいるイメージです。
It’s going to rain tomorrow.
(明日は雨が降るだろう)
話し手の中には実際に雲が見えていて、「明日はこのままいけば雨だな〜」といったイメージです。
流れの中にいて、すでにその物事は進んでいるのです。
日本語にすると同じ訳の文でしたが、こういった微妙な違いがあるのです。
学習効率がアップし、英語人生を変える1冊
一億人の英文法は上で挙げたようなネイティブの感覚がたくさん得られます。
この体験は間違いなく英語人生を変えます。
何より、日本語の訳で一生懸命覚える必要がないからです。
本書の図解付きの説明で、イメージで覚えることですごく英語が理解しやすくなります。
いちいち日本語を思い出さなくてもいいのは大変大きく、今後の学習効率が数倍になるでしょう。
絶対にあなたの英語人生が絶対に変わります。
吐き気を堪えばがら読み切ろう
とは言え、生半可な覚悟で本書に挑むと挫折します。
めっちゃ分厚いので注意してください。
特に1周目は地獄です。
普通に読むと吐きそうになります。
決して楽しい娯楽本ではありません。
根性と情熱で読み切りましょう。
辞書的に使うのもあり
きつい人は無理に全て読み切る必要はありません。
特に中学生や初学者の方は、目次を開いて気になるところを中心に読むのがいいでしょう。
目次は大変わかりやすく分類されています。
どの範囲であろうと、1分野読むだけで買ってよかったと思える内容になっていますよ。
音読で身につけるのがベスト
しかしただペラペラ読むだけでは、身につきにくいのも事実。
僕の場合は音読と組み合わせたからここまでイメージが鮮明に脳内に染み付いたと言い切れます。
本を読んで学んだイメージを音読する際に何度も意識するのです。
というか本書を読んだ後に音読すると勝手にイメージが湧き上がってきます。
それを繰り返すから、強固な記憶になっていくんですね。
一億人の英文法の評価は以上です。