分詞構文の意味を理解する。一億人の英文法。ingは「〜している」ではなく、「生き生きとした躍動」をイメージする。
次の例文は分詞構文です。
・Being well,I was able to go to school.
・Having eaten dinner,He went out. 引用:一億人の英文法
分詞構文は非常に難しい文法です。
難しく感じる原因は、ingを「〜している」という意味で学校で教わったからです。
そのingだと英語学習で必ず壁にぶち当たります。
一億人の英文法を読んで、分詞構文をよりわかりやすく理解する方法を知ったので解説していきます。
目次
ingは生き生きとした躍動をイメージ
分詞構文ではing系が使われます。
多くの人はingは「〜している」というようにBe動詞 + ingというセットで覚えていると思います。
まずはその「ing=〜している」というイメージを捨ててください。
ing=「生き生きとした躍動」です。
生き生きとした躍動とは?
生き生きとした躍動感を掴むために、まずは簡単な例文からみていきましょう。
Talking in classroom is prohibited
こちらもingが使われています。
それではingをイメージしましょう。
このtalkingに対して、実際に誰かがペチャクチャ喋っている躍動感をイメージしてください。
そこにはリアリティがあります。
「To talk in clasroom is prohibited」とは違います。
こちらに躍動感はありません。単に一般論として「喋ることは禁止されているよ」と言われているだけです。
難しいですよね。どんどん練習していきましょう。
続いて、
I like playing the video game.
こちらもI like to play the video game.とは違います
実際にゲームをしているをイメージしてください。「ゲームをすることが好きなんだ!」という躍動が伝わってきます。
ぼんやりとした「ゲームをすること」ではありません。
ボスキャラに買って吠えてたり、熱中してコントローラーを握っている臨場感をイメージしてください。
とにかく、ing が出てきたら、それが行われている臨場感をイメージしましょう。
それが生き生きとした躍動です。
この感覚は後からとても大事になってきます。
分詞構文は覚えなくていい。ingは全て躍動
分詞構文には様々な意味があります。
・時:when,whileなど
・理由、原因 :because、asなど
・条件:ifの意味
・譲歩:althoughの意味
・結果:&の意味
学校ではこれらを全て覚えさせられます。
しかし、分詞構文のこれらの意味は覚えなくてもOKです
もっというと分詞構文も覚えなくていいです。
全て、「生き生きとした躍動」で理解できます。
次の例文で練習していきましょう。
[練習1]Being well,I was able to go to school.
まず、being wellで「元気な私!」をイメージします。
とことん元気な私を頭でイメージしてください。飛び跳ねてても走り回っていてもなんでもいいです。とにかく「元気な私!」がそこにいるのです。
続いて、「私は学校に行くことができました。」
これらの状況をイメージします。
元気! + 学校に行くことができた。
「元気な私!学校にいけた。」
「元気だったので、学校に行けました」
となります。
難しいでしょうか。
元気な私が学校にいけたというイメージができればOKです。
こちらは分詞構文で言う所の「理由:because」にあたりますが、そんなことはどうでもいいです。
[練習2] Having eaten dinner,He went out.
Having eaten dineer で「ご飯を食べ終わった状況」をイメージです。
頑張って想像してください。ご飯を食べ終わっている状況です。
そして、「He went out」で彼は外に出た。
ご飯を食べ終わった状況 + 彼は外に出た
ご飯を食べ終わってから、彼は外に出たのです!
理解できましたでしょうか
とにかく、ingはその状況をイメージすることが大切なのです。
生き生きとした躍動は、分詞構文以外にも使える
生き生きとした躍動は分詞構文以外にも使えます。
ing全てに使えます。
The man driving bus is my father.
drivingで運転している絵をイメージ、躍動を感じてください。
「the man」で男の人をイメージし、「driving bus」でバスを運転している躍動が伝わってきます。
そうすると、バスを運転している男の人のイメージが浮かび上がってきます。
⇒【thatのイメージ】
音読で練習して身につけるのが一番
いかがでしたでしょうか。
「もう少しでイメージが浮かび上がりそうなんだけれど、まだ難しい!」
そんな方も多いと思います。いきなりは難しいです。ただ、何を言いたいのかは理解していただけたと思います。
これらの知識を一番身につけるいい方法は音読です。
今日得た、「ing=生き生きとした躍動」というのを意識して音読をするのです。
一億人の英文法は、音読との組み合わせが一番効果的です。
徐々にingのイメージ力も上がってきます。
英語はスポーツと同じで音読を重ねることで上手くなっていくのです。
最後に
一億人の英文法はこのように学校教育の英語の常識をぶち壊して、より簡単な英語の覚え方を教えてくれます。
アメリカ人やイギリス人が英語に対して持っている感覚を教えてくれる本です。
全英語学習者におすすめできる一冊です。
皆さんも是非読んでみてください!
英文引用元:一億人の英文法