高学歴なのになぜリスニングができないのか。英語耳で発音とリスニング力アップ。日本語の「あ」の音は英語で4つある。
「リスニングの英語が全然聞き取れない」
小学校から高校、大学まで長い期間英語を勉強してきてもそんな方は多いでしょう。
TOEICのリーディングの点数は高いけれど、リスニングはめちゃくちゃ低い。
よく聞く話です。
本来、語学学習の先に覚えるべきは発音なのです。
先に発音記号を覚えよう
まず、英語初学者が一番最初に覚えるべきは発音記号です。
初学者の方は、これから数えきれないほどの単語に出会います。
単語を覚えるにあたって、ほとんどの人は単語帳を使用します。
新しい単語に出会っては、いちいちグーグルで検索して発音を聴く。というのも悪くはないのですが、時間がかかりすぎます。
そもそも、英語圏ではない僕らが単語を知る場合、ほとんどは文字からインプットします。
例えば、「aaple」 という単語を覚えるとします。
発音記号はæplですが、発音記号を読めない人は、これをapple=アップルという覚え方をします。
間違った音で記憶するということです。
でも実際にリスニングで話されているのはæplなので、聴きとれるわけがありません。
文字として単語は知っているけれど、音は知らないのです。
だからappleという単語を知っているのに、æplを聞き取れないため聞き逃してしまうのです。
アップルとæplの音は全然違います。
こんなふうにして僕ら日本人は単語をカタカナで覚えるため、知っている単語なのに聴きとれないということが起こるわけです。
リスニングのために発音の練習をしよう
発音記号は単語を覚える際にとても重要だということはわかりました。
しかし、発音記号を読めるようになるには、それらの音を発音できるようにならなければいけません。
英語は日本語に比べて音が多い
英語を聴きとれない理由はまだあります。
英語は音が日本語に比べて多いのです。
日本語の母音の数は「アイウエオ」の5つですが、英語の母音は26個あるのです。
例えばæpl。
「æ」をみなさん発音できるでしょうか。
日本語の「あ」でもなければ「え」でもありません。
「æ」という音が存在するのです。
ちなみに日本人が思っている「あ」という単語だけで「æ,ʌ,ə,ɚ」の4つもあります。
僕らには同じ「あ」にしか聴こえません。
このようにして、英語は日本語に比べて圧倒的に音が多いのです。
だからこそ、まずは発音記号を覚え、一つ一つを発音できるようになるべきなのです。
話せる音は聴きとれる
「自分が喋れない音は聴き取れない」
これは英語学習界でもよく言われていることです。
自分が聴きとれる音は、口の形や息遣い、舌の位置といった感覚を頭の中でとっさに判断できるのです。
だから「ああ、この音はこれだ。」と推測で処理していけるわけです。
つまるとこ、まずは自分でたくさん喋ってその音を脳に染み込ませる必要があるのです。
自分で発音し、音を頭に何度もインストールすれば、音を聴いた時に「ああ、この音知ってる」という感覚が出てきます。
おすすめは英語耳
発音記号を学ぶのと発音を練習するのにおすすめの教材は英語耳です。
CDつきで音で勉強することができます。
一つ一つの発音記号に対し、口の中の形まで図で解説してくれるのでとてもわかりやすいです。
1周20分程度なので、これを100周する頃には英語人に近い発音できるようになります。
まとめ
・先に発音記号を覚えないと間違った読みで英単語を覚えてしまう
・発音できない音は聴きとれない
・発音はひたすら練習あるのみ
発音練習から始めていきましょう。