【英単語イメージハンドブック 評価】受験生・社会人にこそおすすめ。使い方、難易度も解説。
英単語イメージハンドブックは、単語のイメージを掴む本です。
単語のイメージをつかめば、意味をいちいち「日本語」で覚える必要はなくなります。
例えば、「run」をいう単語には、
・走る
・経営する
・通行する
・傾向がある
という意味があります。
英単語イメージハンドブックを使えば、これらの意味を全て覚える必要はありません。
runのイメージは「走る」です。
「走る」のイメージさえつかめば、runの「経営」も「傾向」の意味もわかります。
人以外のものが全て走っていくので、「経営=会社を走らせる」「傾向=そっち方向に向かっていく」と説明できるのです。
英単語イメージブックを使えば、単語の覚えるスピード、英文を読むスピードが早まります。
大量に学習する受験生・社会人にこそ、英単語イメージハンドブックはおすすめです。
英語を読むのがだいぶ楽になります。
今回は、英単語イメージハンドブックの中身、使い方について解説します。
目次
単語をイメージで覚える一冊
英単語イメージハンドブックは、単語をイメージで覚えるハンドブックです。
各単語には、下の画像のように、イメージが図解で載っています。
単語のイメージさえ掴んでしまえば、日本語の意味を覚える必要は無くなるのです。
ハンドブックとだけあって、100以上ある単語を簡単にまとめた一冊です。
一つ一つの解説は、長ったらしいものではなく、シンプルでイメージと解説、例文でまとまっています。
単語帳のように次々と読み進んでいける構成になっています。
例:「on」のイメージ 「〜の上に乗っている」「接触」
英単語イメージハンドブックで、「on」のイメージを見てみましょう。
onのイメージは、
- 〜の上に乗っている
- 接触
の二つです。
There is an apple on the table
(机の上にりんごがある)はわかりやすいです。
机の上にりんごが乗っているイメージです。
He lives on the Joban line
(彼は常磐線に住んでいる)
onは「線上(line)」にもよく使われます。
線状は、「at」でも「in」でもなく、線に接触しているイメージ「on」です。
道でもそうですし、インターネットの回線でもon line(接続中と言います)
このように英単語イメージハンドブックは、図解と各例を用いながら、その単語のイメージを掴み、いろんな用法に対応できるよう学習していく一冊なのです。
英単語イメージハンドブックの効果
英単語イメージハンドブックの効果は以下の2点です。
・英文を読むスピードが早まる
・単語を覚えるスピードが上がる
一つ一つ見ていきましょう。
英文を読むスピードが上がる
英単語イメージハンドブックで、英単語のイメージを掴むと、英文を読むスピードが早まります。
それは、いちいち意味を思い出す必要がなくなるからです。
英単語イメージハンドブックでは、動詞だけでなく、頻出する前置詞や接続詞のイメージも覚えます。
英語の文のほとんどは、簡単な単語で成り立っているので、それらの理解スピードが早まり、いちいちつまずかなくなります。
単語によっていろんな意味がありますが、それらの日本語の意味をいちいち思い出していては時間がかかります。(「run=経営する」など)
単語を見たとき、パッとイメージで意味を理解できるので、スラスラ英文を読めるようになります。
単語を覚えるスピードが上がる
英単語イメージハンドブックを使えば、単語を覚えるスピードが上がります。
単語に対して、覚えることはイメージだけで済むからです。
runという単語に対し、「走る」「経営する」「傾向がある」「通行する」といろんな意味を覚える必要はありません。
「run」=走っていくイメージ
と図解で覚えば、日本語を記憶しなくてよくなります。
たくさんある「日本語の意味」での記憶は苦痛ですが、イメージは図解もあってすぐに覚えられます。
中学レベルを終えた方におすすめ
英単語イメージハンドブックの対象者は、高校生レベル以上の学習者です。
高校生や大学受験生、社会人の方は大いに活用していただけます。
「もうそんな単語知ってるよ」と言うような簡単な単語が多いですが、イメージで覚え直すことで、英語の見方が変わります。
英文を読む際のストレスが一気に減ります。
英単語イメージハンドブックの効果は、レベルの高い学習者ほど実感できるでしょう。
反対に中学生レベルを学習されている初学者の方には、少し難しいかもしれません。
知らない単語や例文の文法があったりして、読み辛いかもしれません。
中学レベルを終えられた方はすぐに使っていただいてOKです。
使い方・勉強法
英単語イメージハンドブックの使い方に決まりはありません。
どんな使い方をしてもOK。
おすすめの使い方は3つ。
・わからない単語が出てきたら使う
・読み物として使う
・音読する
一つ一つ見ていきましょう。
わからない単語が出てきた時に使う
使い方の一つとしておすすめなのが、わからない単語が出てきたときに開くことです。
いわゆる「辞書」として使います。
「なんだこのasって単語、どんな意味だ?」
このように疑問に感じたら、asのページを目次で探し、読み込む方法です。
「わからない!知りたい!」という状況で使うので、一番定着率は高いです。
全部読むのが面倒な方は、辞書的に使うだけでもOK。
せっかくのハンドブックなので、手軽に使いましょう。
読み物として使う
ある程度レベルの高い方は、読み物として使っても楽しめます。
一冊の本として、英単語イメージハンドブックを読むのです。
「へえ〜こんな使い方もあるんだ〜」と勉強になるところがたくさんあります。
例文を音読して覚える
英単語イメージハンドブックの内容を、ガチガチに身に付けたい方は例文を「音読」します。
毎回、その日に読んだページに出てきた例文を5〜10周音読します。
単語イメージを思い浮かべながら、音読することが大切です。
これが一番早く身につく方法です。
英単語イメージハンドブックを辞書として使った時も、何度か音読して、口に落ち着けるといいでしょう。
ラジオ英会話で定期的に復習する
英単語イメージハンドブックの著者である大西先生は、「ラジオ英会話」というNHKの英語講座をやっています。
ラジオ英会話でやっている内容は、まさしく一億人の英文法や、英単語イメージハンドブックと同じ。
ラジオ英会話の便利な点は、1日15分のレッスンが聞くだけ終わることです。
だからラジオ英会話を聞けば、英単語イメージハンドブックで学んだ内容の復習にもなります。
英単語イメージハンドブックも、なかなか読んだだけで覚えるのは難しいので、復習が必要です。
定期的に向こうから勝手に勉強させてくれるラジオ英会話は復習にもってこいです。
ぜひスマホにダウンロードして、使ってみてください。
英単語イメージハンドブックの解説は以上です。
ぜひハンドブックとして、手軽に使って見てください。
英単語に対する認識が変わり、英語の見方が変わります。
受験生・社会人の方の役に立つこと間違いなしです。
それでは、頑張ってください!
英単語イメージハンドブックの【大西先生本】記事↓
⇒【一億人の英文法 レビュー】