長文が苦手なのは脳内に英語回路がないから。英語を英語で理解するために音読をしよう。
英語の文章がスラスラ読めない。
単語もたくさん覚えたし、文法のルールも熟知している。
それなのに、長文が苦手。長文が読めない。
このようにお困りの方は結構多いのではないでしょうか。
そんなことは決してありません。
スラスラ読めない原因は、脳内に英語回路が作られていないからです。
英語回路はトレーニングを重ねることで誰でも作ることが可能です。
語学は才能に依存する部分が小さいです。諦めるのはまだ早すぎます!
英語回路とは英語を英語のまま理解すること
英語回路とは英語を英語のまま理解する脳内回路のことです。
別の言い方をすれば、「いちいち日本語に訳さない」ということになります。
どういうことか説明していきます。
例えば、
That book he is reading was written by him last year.
という文があります。
英語回路のない人は、この文を日本語の文法と順番で理解しようとするのです。
例文でいうならば、
なんてことを一文一文考えてしまっているのです。
それだと長文を読むのに果てしない時間がかかり、長文が嫌になってしまいます。
英語回路を築くと、どのように英文を理解するかと言いますと、イメージとしては
that book・・・・少し離れたところにある本をイメージ(脳内映像)
he is reading ・・・・・彼が読んでいる→彼が読んでいる本にイメージが変わる
was・・・・・be動詞は「=」の意味。be動詞が使われ、その本に対する説明が「今からくるぞ!」と準備。
written ・・・・書かれたんだね。
by him ・・・・あぁ、彼によってか。
last year ・・・・それも、去年ね
というような感じです。
文字で表すとこのような感じになりますが、実際はこれが脳内で一瞬でイメージできるようになります。
脳内でイメージって日本語だったら誰でもできていることなんです。
いちいち「文法が〜」とか「この部分はここに修飾していてー」とか考えませんよね?
順番に出てきた単語をそん場でイメージしてつなぎ合わせているだけだと思います。
英文を読んでいる最中に、まるで古文の返り点かのごとく前の部分に戻る人もいますが、そんなことはしなくてよくなります。
英語回路を作るには音読しかない
ではどうやってその英語回路を作るかというと音読です。
ただひたすらに音読です。
音読をして、英語の構成に慣れるのです。
英語の構成とは、どういった順番で主語や動詞や目的語が並べられているかです。
これには規則性があります。
英語の文の形の種類は5種類で
SV
SVC
SVO
SVOO
SVOC
になります。
これら5つの形をを覚える必要はない。
音読をすれば自然と全て身につく。
色々な文を音読しているうちにこの5つの形が身についてきます。
復唱できるほどまで同じ文を何度も音読します。
I make you happy と I call him John は同じ文の形なので、I make you happy を何度も音読すれば、I call him John もすんなりとイメージし理解することができます。
これは少し文字で説明しても腑に落ちない部分があると思います。
スポーツ同じで、実際自分でやってみるまでこの感覚はわかりません。
とにかく音読を何度もして、英語の文をたくさん覚えてください。
英語学習=音読です。
初心者おすすめの音読教材はこれです。
自分はこれを何周もしました。
わかりやすく音読の仕方や回数が決められており、大変優れたドリルであります。
管理人おすすめ英語本
・音読パッケージと並行して進めたい文法書
・読むと英語に対する感覚が180°変わる一冊。音読パッケージと合わせて読むと効果抜群。